【政経現社特集】戦後日本の歴史と
政治経済の変遷まとめ
特集:戦後日本の歴史と政治経済の変遷まとめ:(1963〜1966)IMF8条国へ、OECD加盟、東京オリンピック
この時代、日本は次第に先進国の仲間に入ったと認識されることになりました。それとともに、保護貿易から自由貿易に移行するように国際的に期待され、当初は1960年の「貿易・為替自由化計画大綱」の閣議決定で商品別の輸入自由化が計画され、その後、1964年、日本は「IMF8条国・GATT11条国」へ移行し、他の先進国と同じように貿易・為替の自由化の義務を負うことになりました。(参照:IMF・GATT体制)
【中小企業基本法】
1963年に制定された法律です。法律の制定の目的としては、中小企業の近代化を図るということ、中小企業の下請け取引の中で起こる「下請けいじめ」などを防止するなどの目的が挙げられます。
【東京オリンピック】
東海道新幹線建設や東京オリンピックなどの特需によって、オリンピック景気が生じ、日本経済は堅調に推移。しかし、1964年に東京オリンピックが終了すると、オリンピック関連の特需がなくなったことによる不況が訪れます。この時期はまさにその時代にあたるわけです。また、1966年には、日本の総人口が1億人を突破しました。
【部分的核実験禁止条約(PTBT)】
1963年→部分的核実験禁止条約(PTBT)。これにより、地下実験以外の核実験が禁止されました。ただし、爆発を伴う核実験をすべて禁止するには至らない点が弱点でもありました。なお、爆発を伴う核実験の禁止は、包括的核実験禁止条約(CTBT)が国連総会で採択される1996年まで待つことになります。
【ベトナム戦争】
1965年にベトナム戦争が始まる。ベトナムは、当時は北緯17度を境目に、社会主義国の北ベトナムと資本主義国の南ベトナムに分裂していた。そこで起きた戦争がベトナム戦争です。この戦争は長期化し、1975年まで10年間も続きました。また、この戦争が悲惨なものだったことから、日本ではベトナム反戦運動がさかんになりました。当時、ジョン・レノン氏が歌う「イマジン」に代表されるように反戦の意図をこめて作られた歌も流行しました。
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