【政経現社特集】戦後日本の歴史と
政治経済の変遷まとめ
特集:戦後日本の歴史と政治経済の変遷まとめ:(1960〜1963)所得倍増計画発表、キューバ危機、ベルリンの壁
この時代は、国民の間に「中流意識」がひろがっていった中で、池田勇人首相が国民所得倍増計画を発表。この頃より経済発展のスピードが著しくなり、後に公害問題が起きてきます。一方、お隣の中国では、今の中国では考えられないほどの、政治的混乱の時期にさしかかってきます。
【国民所得倍増計画】
池田勇人首相が「所得倍増」をスローガンに経済成長を促進する政策をとりました。その後、海岸線の埋立てによる工業用地の造成や道路・港湾建設などのインフラ整備が進み、巨大な石油化学コンビナートなども多く建設されました。なお、この「所得倍増計画」は10年計画だったが、実際には7年で国民所得が倍増し、日本は奇跡的な発展をとげました。(岩戸景気)
【冷戦とベルリンの壁】
1961年8月13日、東西ドイツの間の道路を全て閉鎖し、冷戦の象徴ともなる「ベルリンの壁」を建設。1989年までこの壁は東西ドイツを隔てていた。
【キューバ危機】
フロリダ半島の南側に位置する島国のキューバでは、ソ連を支持する社会主義国が誕生しました。地理的に見て、キューバがソ連側についているということはアメリカにとって脅威でもありました。1962年、アメリカの偵察機がキューバの上空を通過したところ、キューバ国内にソ連の核ミサイル基地が建設されていることが明らかになりました。その後、アメリカのケネディ大統領はすぐさまソ連に抗議したところ、いわゆる核戦争が起きる不安が国際社会を覆うことになりました。ソ連のフルシチョフ氏はケネディ大統領の抗議に応じたことでこの不安は回避され、その後、アメリカとソ連の首脳の間を結ぶ「ホットライン」という直通電話が設置されるきっかけにもなりました。
参考:冷戦とベルリンの壁、キューバ危機に関する説明
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