高校公民(現代社会・政治経済)の
中間テスト・期末テスト・センター試験対策の勉強法


自分のペースをつかめば、現社や政経は楽しくなるし成績も無理なく伸ばせる

 高校生の場合は、管理教育の中で、自分に合った勉強法で勉強したくても、学校がそれを許してくれない、学校のやり方に合わせないといけないが自分には学校のやり方は合わない、などの事情を抱えて悩んでいる人もいると思います。私自身、そうした人の気持ちは良く分かります。

 また、「現代社会」や「政治・経済」は大学入試の二次試験で使う国公立大学が少ないとか、センター試験でも配点が小さいなどの理由から、「現代社会」や「政治・経済」をおろそかにする傾向があります。受験生の中には、「現代社会」や「政治・経済」は意味がないとさえ言う人もいたりします。

 以上のようなことは、「現代社会」や「政治・経済」を受験科目としてだけで捉えているからこそ起こってくる問題です。確かに、現実的にこれらが受験科目であることは事実で、受験に特化した勉強をしなければならない現実がありますが、それだけでは非常にもったいない学習内容が「現代社会」や「政治・経済」には含まれています。

 たとえば、現社や政経の勉強の中身をよく見てみると、たとえば憲法のように自分の人権がどのような権利によって守られているのかということや、将来の社会の中でどのようにして生きる手段を身につけることが可能なのかとか、今の社会の問題点について、自分がお年寄りになったころの時代にはどのように解消される可能性があるのかと言ったことのヒントになる中身が多く含まれていると思います。そう考えると、面白い中身がたくさん含まれているのが「現代社会」や「政治・経済」です。だからこそ、「現代社会」や「政治・経済」については、自分のペースでゆっくりと勉強してほしいのです。

 ただ、繰り返しになりますが、現実的には、受験勉強として「現代社会」や「政治・経済」を勉強している人が多く、単なる暗記とか受験対策などでしか「現代社会」や「政治・経済」とは接することがないと思っている人が多いのかもしれませんが、教科書に載っている中身を、自分自身の権利として、あるいは自分自身をとりまく社会のこととして、より身近に感じながら学習すると、「現代社会」や「政治・経済」の学習に興味がわいてくるし、実は学習に興味を持つことは一見すると無駄なことに見えても、実際には、学習内容の理解が進んでいくことでテストの成績の向上につながる傾向すらあるということを述べておきたいと思います。


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目次

はじめに

はじめに-高校公民(現代社会・政治経済)の勉強法
「現代社会」と「政治・経済」は重複して学習可能
センター試験「現代社会」と「倫理・政経」について
高卒認定試験の受験者の場合
現社や政経は楽しくなるし成績も無理なく伸ばせる
地歴公民の中では「理系寄り」の科目?
政治分野の基本は日本国憲法。ただし世界の政治の仕組みも
関心のある分野から知識を固め、得意を伸ばす
「歴史が得意で公民が苦手」な人も、違う視点から教科書を見れば、現代社会や政治経済の勉強にも馴染める
時事問題にも注目!教科書の中身と現実のニュースを関連付けてみよう。
政治経済や現代社会は日々変わるのに、なんで勉強する必要が?という疑問について

特集

政経現社特集:戦後日本の歴史と政治経済の変遷まとめ

政治分野

政治の基礎、国家の分類
市民革命・社会契約説・三権分立
法の支配・自由権と社会権
現在の世界の政治制度(米国・英国)
現在の世界の政治制度(独・仏、中国)
日本国憲法制定の歴史
日本国憲法における三つの基本原理
日本国憲法における平和主義
平和主義と自衛隊
日本国憲法の国民主権と立憲主義
基本的人権(1)法の下の平等と男女平等
基本的人権(2)自由権(精神の自由、経済的自由)
基本的人権(3)自由権(裁判を受ける権利、身体の自由)
基本的人権(4)社会権
基本的人権(5)参政権・請願権
基本的人権(6)新しい権利・幸福追求権
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衆議院の優越、特別な議決の方法、議員特権
内閣と議院内閣制
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司法と日本の裁判のしくみ
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マスコミと民意
国際社会と国際法
国際連合
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冷戦の歴史と核軍縮

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資本主義と社会主義と経済思想
経済思想と大きな政府・小さな政府
経済の三大主体-家計・企業・政府
需要と供給
価格決定・独占と寡占・市場の失敗
国民経済計算‐GNP・GDPなど
経済成長率・景気変動・インフレ、デフレ
金融政策
財政政策
財政と国債(日本の借金)
日本の高度成長
中小企業問題
公害・環境問題
環境・エネルギー問題、原発問題
農業・農政問題
消費者問題
労働問題
社会保障
自由貿易と保護貿易
国際収支と為替
IMF・GATT体制、地域統合、南北問題
日本の貿易自由化
EU(ヨーロッパ連合)、TPP

現代社会の分野

青年期(適応機制など)
生命倫理(バイオテクノロジーなど)
環境倫理
家族・地域社会
情報化社会の倫理
異文化理解と国際社会

参考サイト

中学生の社会科の勉強法(外部サイト)

自宅学習のために

インターネットで自宅学習
難関大学の受験対策なら Z会の通信教育

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