高校公民(現代社会・政治経済)の
中間テスト・期末テスト・センター試験対策の勉強法


政治経済や現代社会は日々変わるのに、なんで勉強する必要が?という疑問について

 公民の学習が苦手な人、関心を持てない人は、「政治経済や現代社会は日々変わるのに、なんで勉強する必要があるの?」という疑問を持っている場合が多いものです。

 たしかに、教科書をみていても、私達の親の世代が高校生だったころの公民の勉強をそのまま暗記しても、今の社会に通用するわけがないと思います。

 しかし、今の政治経済や現代社会について知り、その状態に至った過去を知るということで、今後、大学に進学したり社会人になったりした後で、高校時代の教科書が使い物にならないくらいに社会が大きく変わっていたとしても、基本としての高校時代の勉強がしっかりとできていれば、私達は「高校時代の頃とくらべて今は新しく法律がこのように変わった、経済の動きがどのように変わった」ということをニュースや書籍などの情報でちょっと勉強するだけで、時代の変化について把握しやすくなります。

 時代の変化を把握しやすくなると言う事は、新しいアイデアを生み出したりして、ビジネスパーソンとして活躍できるかもしれませんし、中小企業のリーダー的存在になれるかもしれません。

 あるいは、政治の動きが何か変化しようという局面になったとき、政治や法律の制度が「高校時代の頃と比べて」何が変化して、その変化のメリットとデメリットについて自分なりに考えるきっかけにもなりやすくなります。税金の問題、介護の問題、将来の子育ての問題など、自分の身辺について考える機会が訪れたとき、もしかすると自分に不利益な事が政治で決まってしまうかもしれません。そうしたとき、自分の意見を自分なりに持つための参考資料・比較対象として「自分の高校時代に習った事」を思い出した上で、その時代からどう変化しようとしているのか、という観点から新しい政治の動きについて考えるということはとても大切な事です。

 こうして考えると、政治経済や現代社会という科目が「暗記して終わり」のものではなく、思考力が問われ、受験においても暗記より論理的思考力が問われるという理由も理解できるのではないでしょうか。受験のため、テストでよい点を取るためというのも大切ですが、多くの大学受験の入試問題で暗記より論理的思考力が問われる理由として、「その知識を将来どのように自分の人生に生かしていくのか」という観点が重要視されているということもあると思います。その意味では、「政治経済や現代社会は日々変わるからこそ、まずは基盤となる事項を高校時代に勉強してみよう」という考え方で教科書を読み直してみると、政治経済や現代社会の勉強に関心をもてるようになるのではないかと思います。


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目次

はじめに

はじめに-高校公民(現代社会・政治経済)の勉強法
「現代社会」と「政治・経済」は重複して学習可能
センター試験「現代社会」と「倫理・政経」について
高卒認定試験の受験者の場合
現社や政経は楽しくなるし成績も無理なく伸ばせる
地歴公民の中では「理系寄り」の科目?
政治分野の基本は日本国憲法。ただし世界の政治の仕組みも
関心のある分野から知識を固め、得意を伸ばす
「歴史が得意で公民が苦手」な人も、違う視点から教科書を見れば、現代社会や政治経済の勉強にも馴染める
時事問題にも注目!教科書の中身と現実のニュースを関連付けてみよう。
政治経済や現代社会は日々変わるのに、なんで勉強する必要が?という疑問について

特集

政経現社特集:戦後日本の歴史と政治経済の変遷まとめ

政治分野

政治の基礎、国家の分類
市民革命・社会契約説・三権分立
法の支配・自由権と社会権
現在の世界の政治制度(米国・英国)
現在の世界の政治制度(独・仏、中国)
日本国憲法制定の歴史
日本国憲法における三つの基本原理
日本国憲法における平和主義
平和主義と自衛隊
日本国憲法の国民主権と立憲主義
基本的人権(1)法の下の平等と男女平等
基本的人権(2)自由権(精神の自由、経済的自由)
基本的人権(3)自由権(裁判を受ける権利、身体の自由)
基本的人権(4)社会権
基本的人権(5)参政権・請願権
基本的人権(6)新しい権利・幸福追求権
日本の国会のしくみ
衆議院の優越、特別な議決の方法、議員特権
内閣と議院内閣制
行政の仕組みと行政改革
司法と日本の裁判のしくみ
地方自治
選挙と政党
日本の政党政治の歴史
マスコミと民意
国際社会と国際法
国際連合
世界の人権保障
冷戦の歴史と核軍縮

経済分野

資本主義と社会主義と経済思想
経済思想と大きな政府・小さな政府
経済の三大主体-家計・企業・政府
需要と供給
価格決定・独占と寡占・市場の失敗
国民経済計算‐GNP・GDPなど
経済成長率・景気変動・インフレ、デフレ
金融政策
財政政策
財政と国債(日本の借金)
日本の高度成長
中小企業問題
公害・環境問題
環境・エネルギー問題、原発問題
農業・農政問題
消費者問題
労働問題
社会保障
自由貿易と保護貿易
国際収支と為替
IMF・GATT体制、地域統合、南北問題
日本の貿易自由化
EU(ヨーロッパ連合)、TPP

現代社会の分野

青年期(適応機制など)
生命倫理(バイオテクノロジーなど)
環境倫理
家族・地域社会
情報化社会の倫理
異文化理解と国際社会

参考サイト

中学生の社会科の勉強法(外部サイト)

自宅学習のために

インターネットで自宅学習
難関大学の受験対策なら Z会の通信教育

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