高校公民(現代社会・政治経済)の
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情報化社会の倫理
政治・経済の分野でもマスコミ等の情報社会については取り上げましたが、現代社会の学習では少し違う角度から「情報化社会の倫理」を考えます。ただし政治・経済の学習と重複する部分もあるとは思いますので、関連付けて勉強してみてください。
※「情報社会」の「3つの情報化」
「情報の産業化」マスメディアなどのような、高い価値を持つ情報を扱う産業が生まれた
→メディアリテラシーを私たち自身が身につける必要性が出てきている。マスコミと民意も参照。
「生活の情報化」マスメディアやインターネットの発達によって、あらゆる情報・出来事がすぐにわかるようになった
→現在では、インターネットなどで、文字や音声などを介した情報伝達手段が広く普及し、マルチメディアの環境が整いつつある
「産業の情報化」商品の流通や販売に管理など、様々な分野の場面でコンピューターが導入された
→電子商取引という新しい業態が出てきた。企業間での電子商取引をBtoB、企業と消費者の電子商取引をBtoCと言う。
※問題点
・一度どこかでコンピュータや回線に問題が起きると、被害が拡大し、多くの人が利用している会社のサービスが利用できなくなれば日常生活にも影響が出てきてしまい、大きなレベルでのパニックが起きてしまう
→たとえば2006年には証券取引所の情報システムが売買注文の多さに耐えきれなくなり、停止して売買時間が短縮されたこともある。
・デジタルの情報はコピーが簡単なので、知的財産権をどのように保護するかが難しい
→特に日本ではCDは「再販価格」といって文化の保護のために正規の商品は価格が設定されているので、技術を悪用して音楽などの知的財産権を侵害しようとする人も後を絶たない。
・国家などによって、人々の生活の様々な部分を管理されやすくなる可能性もある
→国民のプライバシーを保護する権利や、「知る権利」の確立が一層強く求められる。
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