高校公民(現代社会・政治経済)の
中間テスト・期末テスト・センター試験対策の勉強法
環境倫理
政治・経済の分野でも公害・環境問題については取り上げましたが、現代社会の学習では少し違う角度から「環境倫理」を考えます。ただし政治・経済の学習と重複する部分もあるとは思いますので、関連付けて勉強してみてください。
※ボールディングとレイチェルカーソン→環境問題が深刻になる中で、地球の環境破壊に警鐘を鳴らしたことで有名な2人
・ボールディング→「宇宙船地球号」という言葉を使った
・レイチェルカーソン→「沈黙の春」という本を書き、DDTや農薬などが生物に影響を与える危険性を考えた
【3つの環境倫理】
1、地球の有限性
→全ての生物の、全ての活動は、地球環境を破壊する何らかの可能性をすべて持って生きているので、全ての生物に対して、何かしらの倫理的な規制をするべきだという考え方
2、生物の保護
→人間が今や将来の人間が生存していくために、今生きている生物や、今の地球環境を保護していくことは人間の義務だという考え方
3、世代間倫理
→自分の世代が将来のことを考えないままに環境破壊を続けていれば、自分の次の世代の人のときには住みにくい環境になってしまう。住みやすい地球環境という観点から、世代間の不平等をなくすために今の環境を保護すべきという考え方
【国際的な会議】
・国連環境会議では、「かけがえのない地球」をスローガンに「人間環境宣言」が採択された
・国連環境開発会議では、リオデジャネイロで「持続可能な開発」を目指すことが決められた
【最近の環境問題をめぐる動き】
・アメリカの政治家、ゴア氏が「不都合な真実」という本を著し、地球温暖化などの環境問題に警鐘を鳴らした。
・日本の政治家で元首相の菅直人氏は、福島第一原発事故当時の首相だった経験から、原子力発電所がもたらす環境への影響について警鐘を鳴らす活動をしている。
sponsored link
目次
|
|
|
※当サイトの情報を参考にしたことにより何らかの損害等が発生した場合でも、当サイトでは責任は負うことができませんので、最終的な判断は閲覧者の皆様ご自身の責任でお願いします。
(c)高校公民(現代社会・政治経済)の中間テスト・期末テスト・センター試験対策の勉強法